コーギーの性格と特徴って?【飼う前に知っておきたい7つのこと】

「コーギーを飼いたい!でも、どんな犬なんだろう?」
「コーギーとの暮らしって、どんな感じかな?」
「上手くしつけができるか心配……」



こんな疑問にお答えします。


本記事で解説する内容は、次のとおりです。

  • 飼う前に知っておきたいコーギーの性格と特徴7選
  • しつけで気をつけること
  • コーギーとの暮らしって楽しい!

      

我が家には、5歳のコーギーがいます。名前はアイル、女の子。
コーギーとの暮らしを毎日楽しむ中で蓄積された経験を、本記事にまとめました。
この記事を読むことで、楽しいコーギーライフを送るために必要な知識が得られますよ♪

      

コーギーの基本情報 


日本国内で飼われているコーギーのほとんどは「ウェルシュコーギー・ペンブローク」と呼ばれる種類です。

他に「ウェルシュコーギー・カーディガン」という種類がいますが、本記事ではコーギーとの呼び名で一般的に親しまれているペンブロークについて解説します。


正式名称

ウェルシュコーギー・ペンブローク

「ウェルシュコーギー」とは、ウェールズ語で「ウェールズの小さい犬」という意味。

        

コーギーの歴史

イギリス・ウェールズ地方の原産で、牧場で放牧されている牛や羊の誘導や見張りをする牧畜犬でした。

そのためコーギーは、よく動きよく走る犬です。

イギリスのエリザベス女王が幼少の頃から飼っている愛犬としても知られ、「ロイヤルドッグ」ともいわれています。

サイズ

体高   約25-30cm

体重   オス10-12kg メス9-11kg

参考資料:一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

https://www.jkc.or.jp/archives/world_dogs/2837


柴犬やビーグルなどと同様、中型犬に分類されます。

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成犬になると10kgを超えるので、ややズッシリ感がありますが、女性でも抱き上げられる程度なのでマンションで飼うことも可能ですよ。

コーギーの性格と特徴【飼う前に知っておきたい7つのこと】


予備知識なく、いきなりコーギーを飼い始めるのはおすすめできません。

犬種の特性を無視した飼い方は、犬のストレスになります。

例えば「愛犬とはいつも家の中でのんびり過ごしたい」という人には、運動量が豊富なコーギーは不向きな犬です。

他の犬より強く現れる「コーギーの特性」を、飼う前によく理解しておきましょう。


飼う前に知っておきたいコーギーの性格と特徴は、次の7つです。

1. 人懐っこくて社交的
2. 落ち着きがなく興奮しやすい
3. 表情が豊かでコミュニケーションが取りやすい
4. 運動量が豊富
5. 遊びが大好き
6. 毛がよく抜ける
7. 太りやすい


ひとつずつ解説します。


人懐っこくて社交的

コーギーは陽気な性格で、好奇心が旺盛。

人や他の犬にも積極的に近づき、仲良くできる社交的な犬です。

我が家の愛犬アイルも、散歩中に出会う人とのふれあいが大好き♪

初対面でもいきなりゴロン!と仰向けになり、おなかをなでてもらって大喜び。

そんなことがよくあります。

散歩やドッグランへ出かけた際は、人や犬との交流を積極的に行い、社交的で人懐っこいコーギーの性格を存分に発揮させてあげましょう。

       

落ち着きがなく興奮しやすい

コーギーといえば「落ち着きがなく興奮しやすい」

そういわれることが多い犬です。

警戒したときや楽しいときなど、物事への反応がとても敏感で、突然吠えたり走り回ったりすることがあります。

「オスワリ」や「マテ」をいつでもどこでもできるように普段からしつけ、飼い主が興奮をコントロールできるようにしましょう。


表情豊かでコミュニケーションが取りやすい

コーギーは、表情豊かに自分の意志をハッキリと主張してくるので、コミュニケーションが取りやすい犬です。

楽しいときは口角をグイッと上げて「コーギースマイル」を見せてくれますし、気に入らないことがあれば、わかりやすい不満顔で「イヤイヤ」を表現します。

ボディランゲージを駆使して感情を伝えるのが、とても上手な犬です。

また、飼い主が発する言葉や行動と、その後に起こることを関連づけて覚える「先読み」も得意。

感受性が高くて賢いコーギーは、コミュニケーションが楽しめます。

    

運動量が豊富

広い牧場を走り回る牧畜犬だったことから、運動量はかなり豊富です。

足の速さと俊敏さを生かして、アジリティー大会(障害物競走)などのドッグスポーツで活躍するコーギーもいるほど。

そのため、毎日の散歩は欠かせません。

1日2回、1回につき30分から1時間程度が理想です。

小型犬なら外をゆっくり歩くだけでも十分な運動になりますが、運動が好きなコーギーにはそれでは物足りません。

  • 散歩中にダッシュを取り入れる
  • 週末はドッグランで思う存分走らせる


このようなメリハリをつけて、十分な運動量を保つ工夫が必要です。

コーギーは動き回るの大好きな犬。

毎日の散歩で、あり余る体力とストレスを発散させてあげましょう。


遊びが大好き

陽気で人懐っこいコーギーは、人と一緒に遊ぶのが大好きです。

我が家の愛犬アイルのお気に入りの遊びは次の3つ


  • ボール遊び
  • ロープ引っ張りっこ
  • かくれんぼ


牧畜犬として活躍していたコーギーは、牛のかかとを噛んだり吠えたりして家畜を追い込み、誘導していました。

その名残りなのか「追いかける」「噛む」といった要素がある遊びに、特に夢中になるようです。

遊んでいる間は楽しさから自然と飼い主に注目するので、しつけの土台となる「信頼関係の構築」にも役立ちますよ。

       

毛がよく抜ける

コーギーの抜け毛問題は、飼育する上で一番大変なことかもしれません。

とにかくよく抜けます!

被毛が「ダブルコート」と呼ばれる、上毛と下毛が生える二重構造になっているので、頻繁に毛が生え変わるためです。

犬には年に2回の換毛期があるといわれていますが、実際にはほぼ年中抜けます。

エアコンが効いた室内では1年を通じて温度差を感じにくいからでしょう。

ダブルコートの犬種の中でも、特に抜け毛が多いのがコーギー。

室内や車内、いつでもどこでも毛が落ちるのでコロコロ粘着テープは必須アイテムです。


太りやすい

コーギーは食欲旺盛で、太りやすい犬種の代表格です。

うちの愛犬アイルも、ドッグフードはいつでも一気食い。

病気療養中で薬を服用していた時期でも、食欲は落ちませんでした。

かなりの食いしん坊です。

胴長短足の体型は、太ることで足腰への負担が増し「関節炎」や「椎間板ヘルニア」のリスクが高まるので、肥満には注意しなければなりません。

食事のときは毎回計量し、適正体重を維持できる量のドッグフードを与えるよう心がけてください。

コーギーは、食欲旺盛で太りやすい犬であることを忘れないように。

油断すると、すぐにコロッと太っちゃいます。


コーギーの「吠え癖」と「噛み癖」をしつける

コーギーの問題行動として現れやすいのが吠え癖と噛み癖です。

牧畜犬は吠えたり、牛のかかとを噛んだりして家畜を誘導していました。

そのため、コーギーは吠え癖と噛み癖がつきやすい傾向にあります。

でも、心配はいりません!

人や犬、環境に順応しやすい子犬期に、基本的なしつけを継続して行うことで、問題行動はなくすことができますよ。


吠え癖のしつけ

要求吠えへの対処は、反応しないで無視するのが効果的です。

遊んでいる最中に吠えたら遊びを中断して、その場を離れます。

吠える行為に反応することで、

吠える→かまってもらえる→要求が通る

と、誤った学習をしてしまうからです。

吠えるのをやめて落ち着いたら、ほめたり遊んだりして「吠えないと良いことがある」と教えてあげましょう。


噛み癖のしつけ

成長過程の歯がゆさから甘噛みをしてくる子犬の時期から、根気強くしつけを行うことがとても重要です。

甘噛みを放置すると、成犬になってからも加減を知らずに人の手を強く噛むようになることがあります。

甘噛みには次の3つで対処


  • 怒った表情で「ダメ!」と大きな声を出す
  • 「イタい!」と大げさに痛がる
  • 相手するのをやめてその場を離れる


いずれも、歯が当たった瞬間にすばやく行うのがポイントです。

これを何度も繰り返すことで「噛むのはイケないこと」と理解していきます。

噛んでもいいオモチャを与えて「噛んで良いものダメなもの」を教えてあげるのもよいでしょう。


まとめ:コーギーとの暮らしって楽しい!


飼う前に知っておきたいコーギーの性格と特徴は、次の7つでした。


1. 人懐っこくて社交的
2. 落ち着きがなく興奮しやすい
3. 表情豊かでコミュニケーションが取りやすい
4. 運動量が豊富
5. 遊びが大好き
6. 毛がよく抜ける
7. 太りやすい


胴長短足で丸っこい見た目、そして陽気で愛嬌たっぷりな性格は、まさに「天真爛漫」という言葉がピッタリ。

コーギーは、お茶目で楽しい犬です。

運動や遊びを通して、愛犬とのコミュニケーションを楽しみたいというアクティブな人には、最高のパートナーになるでしょう。

コーギーのいる暮らし、はじめてみませんか?